


どうも!エリアです
通所リハで働きながら、AIで職場の業務改善アプリを自作してます
前回の11本目で「DB が全消失した話」を書いて、最後に「Firebase に傾いてる」って記事を書きました!
今日はその続編で、Firebase Spark プランを本気で調べたメモです
Firebaseについて知りたい方はクリックしてね
Firebaseは、Googleが提供している「アプリやWebサービスを作るときに必要な裏方の機能をまとめて貸してくれるサービス」です
本来なら自分で用意しなければいけないサーバーやデータベース、ログイン機能などを、Firebaseが代わりに引き受けてくれます
たとえ話で解説すると
レストランを開くことを想像してみてください
本来なら厨房を建てて、食器を揃えて、レジを買って、配達員を雇って…と全部自分で準備する必要があります
Firebaseは
「厨房も食器もレジも配達員も全部セットで貸しますよ
あなたは料理(=アプリの中身)だけ作ってください」というサービスになります
結論として、
Spark プランの無料枠で、個人開発のプロトタイプには十分
ただし Cloud Storage は Spark で使えない(2024年末以降の仕様)
介護記録アプリ規模なら、Firestore × Authentication × Hosting で当面 0 円見込み
写真機能は想定してないから、Cloud Storage 縛りの影響は軽微
ただし、まだ Firestore で動かしてはない=選定中段階
「決めた」じゃなくて「いま Firestore に傾いてる」段階の記事です
- Firebase Spark プランの 2026 年最新の無料枠(公式数値)
- Blaze プランとの違い・無料枠超過時の挙動
- Firestore と Realtime Database のざっくり選び方
- Supabase Free との比較感(11本目の続き)
- 介護記録アプリ規模での無料枠の見立て



エリアさん、Firebase 試すって言うてたやん?もう動かしたん?



まだなんよ
職場用に作ってるアプリやから、無料枠でどこまでいけるか先に調べましたね
その調査メモが、今日の記事になりますね
Firebase Spark プランとは|2026 年の無料枠を公式から拾う


まず Firebase の Spark プランから
ざっくり言うと、Firebase の無料プランです
Google 公式の表現を借りるなら、こう書いてあります
“No payment method needed”
つまりクレジットカードの登録すらいらない
これが Spark プランの最大の安心ポイントやと思ってます



クレカ登録いらんって、けっこうデカいやん



デカいで
個人開発で「うっかり課金が走る」って一番怖いやつやから
そもそも課金経路がない=青天井のリスクなし、ってこと
主要サービスの無料枠を、Firebase 公式の Pricing ページから拾ってみました



わからない単語も多いと思うので、簡単な解説もいれておきますね!
| サービス | Spark プランの無料枠 |
|---|---|
| Cloud Firestore | 1 GB ストレージ/50,000 reads/日/20,000 writes/日/20,000 deletes/日 |
| Realtime Database | 100 同時接続/1 GB ストレージ/10 GB ダウンロード/月 |
| Authentication | 50,000 MAU |
| Hosting | 10 GB ストレージ/360 MB/日 転送 |
| Cloud Storage | 利用不可(Blaze プランへ移行が必要) |
※ 2026年5月時点で公式ページから確認した数値です
※ 数値は変更される可能性があるので、最新は必ず公式で確認してください
ここからは、介護記録アプリで実際に使う3本柱について、もう少し具体的に見ていきます
Cloud Firestore:1 GiB / 50K reads / 20K writes
データ置き場のメインになるのが Firestoreになります
簡単にいうと、介護記録アプリで、利用者や入所さんの名前や誕生日といった内容を保存する場所ですね!
Spark プランの無料枠は
- ストレージ:1 GiB
- 読み取り:50,000 件/日
- 書き込み:20,000 件/日
- 削除:20,000 件/日



数字並べられても、感覚わからへん



後で「介護記録アプリ規模で見積もったらどうなるか」を計算するから、ちょっと待ってな
結論だけ先に言うと、プロト規模なら全然余裕やった
Realtime Database:100 同時接続 / 10 GB ダウンロード
リアルタイム同期に強いほうの DB
ちなみに、でDBというのは、データベースの略ですね!
無料枠は
- 同時接続:100
- ストレージ:1 GB
- ダウンロード:10 GB/月
介護記録アプリは「同時に何十人も書き込む」用途じゃないから、100 同時接続でも余裕です
Authentication:50,000 MAU
ログイン機能の無料枠は 月間アクティブユーザー50,000人
これは個人開発だとほぼ気にしなくていい数字やと思います
職場のスタッフ数で50,000人は、たぶん日本中の事業所でも数えるほど



それこそ、トヨタとか、三菱商事とか、五大商社と言われるレベル会社じゃないかな?
Hosting:10 GB ストレージ / 360 MB/日 転送
画面の HTML/CSS/JS を置く場所
画面がどんな表示になるかとかの、データを置く場所ですね
- ストレージ:10 GB
- 転送:360 MB/日
JavaScript のシンプルなアプリなら、10 GB あれば余裕
転送量も、職員10人〜20人が毎日使う規模なら届かない数字



ぜんぶ「余裕」って言うてるやん



そうなんよ
個人開発・小規模業務改善のレベルなら、Spark プランは本当に手厚い
これが Google の「まずは触ってみて」っていう設計思想やと思う
Spark と Blaze の違い|「クレカ無し」が最大の壁


次に、上のプラン Blaze との違い
Blaze プランは従量課金プラン
「無料枠+超過分は使った分だけ払う」っていう仕組みです
| 項目 | Spark | Blaze |
|---|---|---|
| クレカ登録 | 不要 | 必須 |
| 無料枠 | あり | あり(同じ) |
| 超過時の挙動 | 上限到達でサービス停止 | 従量課金で継続 |
| Cloud Storage | 利用不可 | 利用可 |
ポイントは2つ
1つ目:無料枠は Spark も Blaze も同じ
Blaze にしたから無料枠が増える、ってことはない
2つ目:超過時の挙動が違う
Spark は上限に達するとサービスが止まります
Blaze は超えた分だけ課金されて、サービスは止まらない



止まるんと止まらん、どっちがええん?



本番運用してる業務アプリなら、止まるのはアウト
でも個人開発のプロトタイプなら、「止まる」ほうが安全やと思ってる
うっかり超過で課金が走るほうが怖いかな
Cloud Storage が Spark で使えなくなった話
ちょっと注意点がひとつ
Firebase の Cloud Storage(画像・ファイル置き場)が、Spark プランでは利用不可になってます



なので、病院から送られてきた紙ベースの利用者情報とか介護保険証の保存場所をどうしようかなって感じですね
調べた範囲では、2024年10月末の仕様変更で、新規の Spark プロジェクトでは Cloud Storage の新規バケット作成ができなくなった、と理解してます
「写真をアプリに保存したい」っていう用途は、Spark プランでは無理
そこは Blaze プランに上げる必要があります



介護記録アプリって、写真撮るんちゃうん?



写真と言うか、スキャンした画像だね
将来、どうしても必要になったら、 Blaze 移行を考えますね
それまでは Spark で困らない、っていう判断です
Spark プラン無料枠で介護記録アプリは何日もつ?|紙の上で見積もり


ここからが本題
「Spark プランの無料枠で、うちの介護記録アプリは何日もつのか」を概算してみます
注意:まだ Firestore で実装してないので、あくまで紙の上の見積もりです
8本目の介護記録アプリ自作記事で書いた6機能を引き継いで計算します
| 機能 | 1日あたりの書き込み回数(概算) |
|---|---|
| 座席表 | 35人 × 1回 = 35 |
| 入浴表 | 35人 × 1回 = 35 |
| 送迎表 | 35人 × 2回(行き・帰り)= 70 |
| おやつ | 35人 × 1回 = 35 |
| 食事 | 35人 × 2回(昼・おやつ)= 70 |
| バイタル | 35人 × 3回(血圧・脈拍・体温)= 90 |
| 合計 | 約 335件/日 |
※ あくまで概算です
※ 実装してから実測する必要あり



300件って、20,000 writes/日 にどれくらい余裕?



単純計算で 66倍の余裕
1日6,000人分入れても、まだ届かへん
うちの職場規模なら、書き込み枠で困ることはまずない
読み取り側は、画面を開くたびに発生する
書き込みより多くなる想定
ただ、Firestore はキャッシュが効くので、
職員10人が1日10回ずつ画面を開いても、reads は数千件レベルで収まりそう



ちなみに、キャッシュっていうのは、Webページ画像等を保管庫まで取りに行かずに、自分のPCに一時的に保存することね!
50,000 reads/日 にも、まだ余裕がある見立て
ストレージ 1 GB はどうか
バイタル1件のデータサイズを仮に500バイト(数値+日付+ID)とすると
- 1日:300件 × 500B = 150 KB
- 1ヶ月:約 4.5 MB
- 1年:約 54 MB
1 GiB の枠なら、18年分くらい入る計算



18年て、盛りすぎちゃう?



これも紙上の概算やからな
実装したら全然違う数字が出るかもしれん
「使ってみたら〜」じゃなくて「いま見立てた範囲では」って書き方を意識してる
Firestore vs Realtime Database|介護アプリならどっち?


Firebase には DB が2種類あって、ここで悩んでます
公式の使い分け基準を読むと、ざっくりこういう棲み分け
- Cloud Firestore:複雑なクエリ・スケール重視・新規プロジェクト推奨
- Realtime Database:単純な構造・低レイテンシ・書き込み頻度が高い用途



訳のわからん単語が一杯ならんでますね
クエリっていうのが、パソコンにお願いする文章になります
スケールっていうのは、規模感のことかな
レイテンシっていうのは、反応のまでの待ち時間みたいなニュアンスですね



介護アプリなら必要になってくるのは、どっち?



いまは Firestore に傾いてる
理由はこんな感じ
- Google 公式が「新規は Firestore 推奨」って打ち出してる
- 利用者ごと・日付ごとに絞り込むクエリが書きやすい
- スケールが必要になっても、設計を引きずって移行で困りにくい
- 個人開発の参考事例が多くて、詰まった時に検索しやすい
Realtime Database のほうが速いって話も聞きますが、介護記録アプリはミリ秒単位の即応性が要る用途じゃない
「データを残す」「あとで見返す」が主目的やから
Firestore のほうが性に合ってそう、っていう現時点の見立てですね
Supabase Free との比較感|11本目の補強


11本目では「Firebase に傾いてる」とだけ書きましたが、Supabase もちゃんと候補に残してます
Supabase Free プランの主要な数字は、こんな感じ(Supabase 公式の Pricing から)
| 項目 | Supabase Free |
|---|---|
| データベース | 500 MB |
| MAU | 50,000 |
| 同時接続 | 200 |
| ストレージ(ファイル) | 1 GB |
| プロジェクト数 | 2つまで |
| 通信量 | 5 GB egress |
| 一時停止 | 1週間の非アクティブで自動停止 |



「1週間で自動停止」ってどういうこと?



プロジェクトに1週間アクセスが無かったら、自動的に停止される仕組み
復活はできるけど、業務アプリで「来週まで使われへん時期」があったら停止のリスクがある
うちの介護記録アプリは毎日使う前提やから、これは多分ハマらへんけど、頭の片隅には置いてる
Firebase Spark との対比をざっくり並べると
| 項目 | Firebase Spark | Supabase Free |
|---|---|---|
| DB ストレージ | 1 GiB(Firestore) | 500 MB |
| MAU | 50,000 | 50,000 |
| 同時接続 | 100(Realtime DB) | 200 |
| 自動停止 | なし | あり(1週間非アクティブ) |
| クレカ登録 | 不要 | 不要 |
| 個人開発の事例 | めっちゃ多い | 増えてきてる |
11本目で書いた「Firebase に傾いてる理由3つ」を、もう一度ここで確認
1. Google アカウントとの相性が良い(Sheets 時代から Google で組んでた)
2. ネット切れに強い(オフライン同期の設計が手厚い)
3. 個人開発の参考事例が多い(詰まった時に検索しやすい)
これに今回の見立てを足すと
4. 無料枠が介護記録アプリ規模に十分
5. Cloud Storage 縛りも、スキャン機能想定なしで影響軽微
PostgreSQL ベースで SQL 慣れてる人なら、Supabase のほうが早い場面も多い
要は用途次第になりますね
検討中段階で見えてきた3つの注意点


選定中の段階で、現時点で見えてきた注意点を3つメモしておきます
① Cloud Storage は Spark で新規不可
写真・動画・大きいファイルを扱う設計をしてるなら、Spark プランは選択肢から外れる
Blaze プラン(クレカ登録あり)に上げる必要があります
うちのケースは写真機能想定なしなので、ここは影響軽微



うちの法人は、クレカもないからね



いつの時代?



昭和です
② Spark の Cloud Functions は外部通信に制約がある
Spark プランの Cloud Functions(バックエンド処理)は、Google 以外の外部 API への通信に制約があると理解してます
「外部の決済 API を叩く」「外部の天気 API を叩く」みたいな用途は、Spark プランでは厳しい
うちの介護記録アプリで外部 API を叩く要件は、いまのところ無し



AIを使うことになったら、geminiになるだけかな?
ここも影響軽微の見立て
③ クレカ無し縛り(Spark)/ プロジェクト一時停止(Supabase)
無料プランには、それぞれ独自の落とし穴がある
- Spark:クレカ登録できない=そもそも超過しても課金されない(裏返せばサービス停止)
- Supabase Free:1週間の非アクティブで自動停止
業務アプリで本番運用するなら、どっちも頭の片隅には置いておきたいポイント



どっちも一長一短やな



そうやな
「絶対安心の無料プラン」なんて存在しないってこと
制約を理解した上で選ぶしかない
まとめ|検討中の現在地


長くなったけど、要点はこれ
- Spark プランの無料枠は、個人開発のプロトには十分
- 介護記録アプリ規模なら Firestore × Authentication × Hosting で当面 0 円見込み
- Cloud Storage は Spark で利用不可だけど、写真機能想定なしなら影響軽微
- Firestore vs Realtime Database は、いま Firestore に傾いてる
- Supabase Free も候補は残してるけど、用途的に Firebase が合いそう
- ただし まだ Firestore で動かしてはない=選定中段階
「決めた」ではなく「いま Firestore に傾いてる」段階の記事です
進捗は X で「Firebase 試してみる」シリーズとして更新していきます
実装に入って想定外のハマりが出たら、それもブログに残します
業務改善で自作してる人の参考になれば嬉しいです
業務改善シリーズの過去記事も置いとくね:
- 介護記録アプリを自作した話|現役職員がAIで現場の不満を解決 ← 8本目(自作のスタート地点)
- 自作アプリのDBが全消失した話|Google SheetsからFirebaseへ移行検討中 ← 11本目(今回の前日譚)



次は実装編やな



うん、次は実装で詰まったポイントを書く予定
無料枠の見立てが正しかったかも、実測でレビューする
今日はそんなところ!ノシ











