


どうも、エリアです
通所リハで働く現役職員で、福祉事業者向けのAIサイト制作も始めました
今日は職場の介護記録ソフトに耐えかねて、自分用に介護記録アプリを自作した話です
現役の介護職員でも、エージェント型AIを使えば介護記録アプリは自作できます
既製品の「1件35秒×10件」の待ち時間が、ほぼゼロに
座席表・送迎表・入浴表など、現場で本当に必要な機能だけを集約しました
- 既製品の介護記録ソフトに感じていた6つの不満
- 介護記録アプリを「自分で作る」と決めた瞬間
- 自作アプリの中身(現場に即した6機能)
- 1ヶ月運用してみての変化
- 自作で一度つまずいたセキュリティの反省点
- エージェント型AI時代の現場改善メッセージ
ある日のスケジュール入力
1件入れるのに、画面遷移と保存だけで35秒
それを10件入力すると、待ち時間だけで5分以上
「こんなしょぼいのに、どんだけお金かけてるんやろ?」
そう思ったのが、自作プロジェクトの出発点でした



え、介護記録ソフトって自作できるん?



できる時代になったんよ、エージェント型AIのおかげで
既製品の介護記録ソフトに感じていた6つの不満
職場で使ってる介護記録ソフトの話からです



商品名は内緒!
「ある既製品の介護記録ソフト」とだけ書きますね
決して悪口を言いたいわけじゃないです
ただ、現場で使ってる職員として、感じてた不満はリアルにありました
- 社内サーバー設置型で、PC動作が重い
- 利用者情報の全体一覧が見られる場所がない
- 入力に二度手間・三度手間がある
- 書き込みがとにかく遅い
- 専用PC縛りで、買い替えに制約がある
- 価格が高い
ひとつずつ、見ていきます
一番イラついた瞬間:1件35秒×10件の待ち時間
冒頭でも書いた、スケジュール入力の話です
具体的にはこんな流れ
- 画面を開く → 15秒待ち
- 利用者を選択 → 10秒待ち
- 決定ボタン → 10秒待ち
合計、1件あたり35秒
これを10件入力すると、待ち時間だけで5分以上
「画面の前で固まってる5分」が、毎日ある



5分って、トイレ行けるやん



ほんまそれ
1日の積み重ねがエグい
ちなみに、スケジュール入力だけで、これなので
それから記録の入力やら計画書があるので、無駄に座っている時間が長い時があります
そして、PCは買って1年も経ってないやつです
PCのスペックが原因ではないと思います
二度手間・三度手間の入力地獄
例えば、ひとりの利用者さんの記録を残すとき
これらを別々の画面で入力する場面があります



1ヶ所にほしい情報がまとまってなくて、利用者の状態を把握しづらい!
同じ利用者さんの名前を選んで、タブを何回も切り替え直す必要があったりもする
これが地味にしんどい
現場の職員からすると、「同じ人の話やのに、なんで分けて入力するん?」となります
「専用PC縛り」で買い替えできない構造
これが個人的には一番モヤモヤしてました
業者さん曰く、「専用PCじゃないと動作保障できません」
つまり、PCを買い替えるときも指定の業者経由になります
自分たちで「最新の安いPC」を選ぶことができない
しかも、サーバーは社内設置型
クラウド前提の今のソフトに比べたら、構造が古いなと感じます



悪意はないんやろうけど、囲い込み感は正直あります



なるほどなぁ、それで「自分で作る」って発想になったんか
介護記録アプリを「自分で作る」と決めた瞬間
決断したのは、2026年3月
きっかけは、エージェント型AIの登場でした
それまでは「AIに相談しながら、自分でコードを書く」イメージ



それだけでも、エクセルとかで、大分管理はしやすくなったけど・・・



けど?



スタッフによって、ITリテラシーが違うので、使える人と使えない人がいて、それが、難点だね
それが、エージェント型AIだと違います
「やりたいこと」を伝えると、AIが実装まで進めてくれる
触って実際にやってみた感じ、これは現場改善の景色が変わるな、と直感しました



ヤベェ時代がきたぞこれ!!!
不安もあったけど
- セキュリティ大丈夫か?
- 続けられるか?
- そもそも自分に作れるんか?
でも、ワクワクの方が大きかったので、思い立った日に、エージェント型AIに相談を始めました
「介護記録アプリを作りたい」
「現場の業務をこうしたい」
そこから、たった数日で動くプロトタイプができました
「あ、これは時代が変わったな」と本気で思いました



思い立って即日って、フットワーク軽いな



エージェント型AIが背中押してくれたんよね
ちなみに、福祉事業者向けにAIでサイトやツールを作る活動も、この流れで始めました
「現場の困りごとを、AIで解決する側に回りたい」
そんな思いで動いてる事業の出発点は、こちらの記事にまとめています
自作した介護記録アプリの中身:現場に即した6機能
ここからは、実際に作ってる介護記録アプリの中身です
一言でいうと、利用者ごとの記録を残せるアプリ
ただし、現場に即した機能だけを盛り込みました
介護記録アプリの機能一覧(座席表/入浴表/送迎表/おやつ/食事/バイタル)
実装してる機能はこの6つ
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 座席表 | フロアのどの席に誰が座ってるか一覧で見える |
| 入浴表 | 当日の入浴順・担当者・備考が並ぶ |
| 送迎表 | 送迎ルート・時刻・利用者の組み合わせ |
| おやつの数 | 利用者ごとのおやつの数量 |
| 食事の量 | 主食・副食の摂取量 |
| バイタル | 体温・血圧・脈拍などの記録 |
派手な機能はないです
ただ、今まで色々なデータに、二度手間三度手間してたものが
一括で管理できるようにしました
でも、現場で毎日必要になる情報だけを集めました
既製品に「そもそも無かった」機能
ここがポイントです
座席表・入浴表・送迎表・おやつの数・食事の量
これらは、いま使ってる既製品にはそもそも無い機能でした
「高額オプションで追加できる」ものもあると思いますが、現場では使っていないので、機能として存在しない
なので、職場では別途エクセルや紙で運用してました
「介護記録ソフトがあるのに、別ツールで補ってる」
この状況自体、本来おかしい話やなと思ってます
だから自作アプリでは、最初から1ヶ所に集約しました



現場が求めてる粒度って、開発側の想像と違うんよね



現場の人が作るから、現場に刺さるんやな
技術スタックは「Claude Code+HTML/JS」
技術的な話はサラッと
使ってるのは、Claude Code というエージェント型AI
そして、HTML と JavaScript の素朴な構成
特別なフレームワークもDBも、最初は使ってません
「現場の職員が、自分の手で改修できる範囲」をあえて選びました



派手さはないですが、長く運用できる構成を優先しました
自作介護記録アプリを1ヶ月運用してみての変化
開発を本格化したのは、2026年4月中旬から
いま2026年4月末なので、約2週間〜1ヶ月の運用フェーズです
正直に書くと、まだ完成品ではありません



上司とも相談しながら、本格運用の1歩手前まできています
1人運用で、毎日少しずつ改修してる状態
「イマイチと思った瞬間に修正する」
この継続改善型のスタイルで、いまも作り込んでます
それでも、変化は感じてます
個人の試算では、1人あたりのサービス残業を1時間半なくせるレベルの効率化
※ あくまで個人の体感です
※ 業務量や職場環境で変動します
情報一括管理できるだけで、こんなに違うんかと驚いてます
1件35秒 × 10件 = 5分
これが1日数回ある業務だった
自作アプリだと、同じ作業が「ほぼ待ち時間ゼロ」
体感の差は、数字以上に大きいです



待ち時間ゼロって、心の余裕も違うやろな



利用者さんを見る時間が増えるのが一番デカい
それと、直感的に触れる設計を意識してます
将来、他のスタッフにも使ってもらう想定で
「マニュアル無しで、見ればわかる」を目標にしてます
介護記録アプリ自作の反省点:セキュリティで一度つまずいた話
ここはフェアに書きます
最初、僕はセキュリティ周りの知識が不足してました
「動くアプリ」を作ることだけに意識が向いていましたが



本格運用になったらセキュリティは大丈夫かと?
でも、介護記録は個人情報そのもの
「動けばOK」ではダメな領域です
そこに気づいてから、エージェント型AIに教わりながら学び直しました
- どこにデータを置くべきか
- どうアクセス制御するか
- 万が一の時にどう守るか
具体的な脆弱性の中身は、ここでは書きません
ただ、安全な仕組みの考え方は理解できました
そして、ここで既製品が優れてる点もはっきりしました
既製品の介護記録ソフトは、セキュリティ設計に長年の蓄積がある
ベンダーさんが何年もかけて作り込んできた領域です
自作アプリが「速さ」「現場フィット」で勝てても、
セキュリティの厚みでは、既製品には勝てない
ここを甘く見て自作するのは危険やと思います



だから、自作する人は「セキュリティだけは絶対手を抜くな」と言いたい
ちなみに、それ込みで、そのセキュリティ部分だけ
プログラマーに確認してもらうのを、依頼しようかっていう風に動いていっています
エージェント型AI時代、現場改善は”自分の手”でできる
ここからは、僕の本音メッセージです
エージェント型AIが出てきた今、もっと効率よく働ける時代になりました
「不満があるけど、変えられない」、「業務が回らんけど、ソフトを変える権限もない」
そんな現場が、世の中には山ほどあります
でも、エージェント型AIなら
現場の人間が、自分の手でツールを作れる



エージェント型AIを使うたびに、逆に怖くなるレベルです
これは、僕の中では産業革命レベルの変化やと思ってます
現場の知見を持ってる人が、ITの力を直接使える
中間に「開発会社」を挟まなくていい場面が、確実に増えてます



産業革命レベルって、盛り過ぎちゃう?



いや、ほんまにそう思ってる。これは使わんとヤバい
もちろん、限界もあります
セキュリティ、運用、保守
このあたりは、エージェント型AIだけでは難しい部分も残ります



それでも、「現場の人が動ける選択肢が増えた」こと自体が大きな変化やと感じてます
「自分の現場でも、こういうの作れるかも」
そんな発想のきっかけになれば嬉しいです
実際に、福祉事業者向けのHP制作サンプルも公開しています
介護施設の見学申込に特化したLPで、現場のニーズから逆算した構成にしました
福祉事業者向けAI制作サンプル:介護施設の見学申込特化型LP
今作っているアプリの中身を紹介!
簡単にですが、アプリの中身を紹介します!
- 今日の利用一覧
- 本日のサマリー
- 座席表
- 利用者マスタ
一つずつ解説します!
今日の利用一覧!


今日利用する人の一覧が出てきて
- お風呂に入ったか?
- 食事量はどうか?
- 連絡帳は記載したか?
- お薬は飲んだか?
- バイタルは測定したか?
- 月初めだけど、体重は測定したか?
- この人に対しての申し送りはないか?
- 何時に帰るのか?
- 車いすを利用しているか?
今日行うことをやったか、どうかを確認するための画面になりますね
本日のサマリー


今日の合計の利用人数、食事・おやつの数、バイタル異常の人数、リハビリ担当別になります



ついでに、申し送りがあれば、ここに注意点として、表示されます
座席表


自分達の家具の配置によって、設置できるようにしています
そして、利用者がくる人数に合わせて、ドラッグ&ドロップをして席に配置できるようにしています
利用者マスタ


利用者マスタになって、利用日や担当ケアマネ、介護担当、リハビリ担当、計画書の作成月がみられるようにしています!
カードをクリックすると、住所や緊急電話番号、家族構成や色々なものを一覧で見えるようにしています!



現場使いやすいように詰めに詰め込みました!
こんな機能をコードもわからないただのリハビリが作りこむことができたので
ぜひとも、一度クロードコードやコーデックスを使ってみてください
まとめ:介護記録アプリ自作で見えた現場改善の景色
今日は、介護記録アプリを自作した話でした
要点をまとめると
- 既製品の介護記録ソフトに6つの不満があった
- 一番のストレスは「1件35秒×10件」の待ち時間
- 2026年3月、エージェント型AIをきっかけに自作を決断
- 現場に即した6機能(座席表/入浴表/送迎表/おやつ/食事/バイタル)を実装
- 個人の試算では、サービス残業1時間半相当の効率化を体感
- セキュリティだけは既製品に学ぶべき領域
エージェント型AIの登場で、現場改善のハードルは確実に下がりました
「変えられない」と諦めてた業務が、自分の手で変えられる時代です



また、新しく業務改善が出来そうなところを見つけたので、そっちでも利用できないか考えていますね
僕自身、福祉事業者向けにAIでサイトやツールを作る活動も始めました
「うちの現場でも同じ悩みがある」
「自分の事業所でも、こういうツールが欲しい」
そんな方は、お気軽に相談してくださいね
事業の出発点と、相談時に意識してることはこちらの記事にまとめています



エリアさん、現場が変わるってこういうことなんやな



うん、自分の時間をもっと有効に使えるはずやで
今日はそんなところ!ノシ









